プロフィール

私の原点

私の家づくりへのパッションの原点は、建築家の父かもしれません。物心ついた頃から、家には設計図が至る所にありました。だから私には家づくりがとても身近なものなのだと思います。私の塗り絵はプリンセスではなく、設計図。それを使ってシルバニアファミリーの家を作って遊んでいた幼少期。中学生の頃は、試験勉強に飽きるたびに模様替え。愛犬が亡くなった時も、模様替え。一人でベッドをずるずる移動させ、床を傷つけて怒られたり。それが大学生になると、時間を見つけては展示場を回って、お気に入りの配色、壁、間取りにワクワクする。私はそうやって大人になりました。

海外でみつけたもの

そのまま人の暮らしのために海外を飛び周るバリキャリ女子になるはずが、なんと経理部内勤女子に。。。気づけば「私なんて」が口癖の、自信ゼロの状態に。そこから抜け出そうと海外へ。 日本にいたら決して見ることのない景色。旅行ではなく、住んで初めて見えるもの。それで実際に見えたのは、そこにある「何か」ではなく、それらに触れて自分らしく自信に満ちた自分でした。それがとても心地よかった。環境って大事だなと実感しました。

環境が変わると、人はその環境に合う様に変わっていく。それなら逆に、なりたい自分を描いて環境を整えたら、きっとそういう自分になれると確信しました。

そういう目で見ると、海外で自分らしく生きている人は、その人の人柄が感じられるような家に住んでいる。一方で、日本の家はどれも似ている。まるで学生服や就活スーツのように、外から押し付けられた価値観に染まり疑問に思わない私たち。人はみんな違うのだから、もっと家も違っていいはず。やっぱり家だ!と思いました。

家があなたを作る

だから私は、「家」は「理想のあなたが暮らす場所」であってほしい。なぜならその環境にいるうちにいつのまにか「理想のあなた」が「あなた」になっているから。そうやって作り上げた場所は作り上げる間も作り上げてからもずーっと、あなたにとって最高の場所になるはずです。